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2026.02.15
伊藤
みなさんこんにちは。徳進塾の伊藤です。
先日、山口県公立高校入試における特色選抜の合格発表、ならびに一次募集の志願状況調査(志願倍率)が公表されました。
今年の入試は、特色選抜入試導入初年度、そして、高校の再編統合が合わさり、例年以上に特色選抜・一次募集ともに志願状況が注目される年となりました。今回は、その結果と数字から見えてくる周南地区の現状について、現場の視点から整理してみたいと思います。
今年の特色選抜では、徳山高校文理探究科(理数科)が3.8倍、普通科(文科)も高倍率となり、過去に例を見ないほど厳しい選抜であったといえます。
◆資料1. 2026年公立高校入試特色選抜志願者数(1月28日発表 山口県教育委員会資料)
そのような状況の中、徳進塾からは
徳山高校 文理探究科(理数科):3名
徳山高校 文理探究科(文科):1名
の生徒が特色選抜にチャレンジし、厳しい倍率の中、みごと4名全員が合格という結果を出してくれました。
いずれの生徒も決して楽な挑戦ではなく、学校でのご指導、塾での面接練習、そして何よりもチャレンジをした皆さんの努力が重なった結果であったと感じています。
また、徳山高校以外の特色選抜においても、多くの生徒の皆さんがそれぞれの目標に向かって結果を出してくれました。
合格された皆さん、本当におめでとうございます。次のステップに向けて、中学校内容の復習とともに、高校での学習を有利に進めるための準備を着実に進めていきましょう。
徳進塾高校部では、新高1の皆さんに春期講習を企画しています。特色選抜で合格された皆さんは、先行して受けることが可能です。
詳しくはこちらへ 高校部春期講習
特色選抜の合格発表と同時に、公立高校入試一次募集の志願状況も公表されました。
◆資料2. 2026年度公立高校入試志願状況調査(2月12日発表 山口県教育委員会資料)
今年の周南地区では、徳山高校の理数科・普通科ともに倍率が高く、依然として人気の高さがうかがえます。
一方で、昨年度は徳山高校以外の普通科で定員割れが目立ちましたが、今年度も周南地区では引き続き定員割れが見られています。
現時点では、光高校、新南陽高校、そして統合再編成が行われた 柳井高校 において、普通科の定員割れが確認されています。
下松高校や華陵高校では普通科の定員割れは見られず、志願者が大きく分散したというよりも、昨年度と同様に、学校ごとに志願状況の差が生じている年であると捉えるのが実情に近いでしょう。
志願状況とあわせて参考にしたいのが、桜ケ丘高校の入試結果です。
桜ケ丘高校の入試では、併願校の志願者に対して「何人中何番」といった、模試のような順位が返却されます。
ここでは、倍率の高い徳山高校普通科について考えていきます。
昨年度の徳山高校志願者について見ると、理数科・普通科を合わせた志願者の中で、306人中おおよそ250番前後から不合格となるケースが見られました。
また、200番台前半であっても、内申点や当日の得点状況によって合否が分かれる例もありました。
今年は徳山高校の志願者数が297人となっており、普通科の倍率を1.3倍と考えると、単純計算では228番前後が一つの目安となりそうです。
ただし、桜ケ丘入試の結果の帳票には理数科・文科・普通科の志願者が混在していること、入試の内申点の影響、私立高校の併願推薦受験者、聖光高校などの他の私立の受験者、高専第一志望の受験生の一部が併願校として徳山高校普通科に出願していることなどを考えると、この数字だけで明確なボーダーラインを示すことはできません。あくまで参考値として捉える必要があります。
一度のテスト結果がすべてではありません。
これまでに受験してきた模試の結果や推移も踏まえながら、冷静に、そして慎重に志望校を検討していきましょう。
仮にこのまま志願変更が行われなかった場合、約89名の不合格者が出る計算となり、非常に厳しい入試になることが予想されます。
例年の傾向を見ると、最終的には0.1倍程度の倍率変動が見られることも多く、その点も踏まえて志願先を検討していく必要があります。
また、倍率が0.1倍動くということは、人数にするとおよそ20名から30名程度が志願変更を行うことになります。
その際の変更先として考えられるのが、下松高校、柳井高校、そして 防府高校 です。
ただし、防府高校普通科についても倍率は1.5倍と依然として高い水準にあり、周南地区から志望している受験生の一部が、志願変更を検討している可能性も考えられます。
そうした動きが生じた場合、下松高校のいわゆる「ギリギリライン」に位置している受験生にとっては、一気に厳しい状況になることも想定されます。
そのため状況によっては、光高校、華陵高校、新南陽高校、柳井高校 への志願変更も、現実的な選択肢として検討していく必要がある状況だといえるでしょう。
志望校の最終決定にあたっては、考え方として大きく次の3つがあります。
現状の位置を踏まえ、志願変更をせずに出願する
厳しいと分かっていても第一志望を貫く
・不合格の場合は私立高校へ進学
・不合格の場合は二次募集を検討
志望校を下げ、次の大学入試を見据えて進学する
なお、二次募集では、一次募集で出願した学校(第二志願を含む)と同一の志願先には出願できません。
現時点で周南地区の普通科では、光高校、新南陽高校、柳井高校などが定員割れとなっていますが、最終的な状況は今後の志願変更によって変わる可能性があります。
また、私立高校の入学金支払い期限は、公立高校入試の合格発表当日、もしくはその翌日となる場合が多く、二次募集を見据える場合はその点も十分に考慮する必要があります。
志望校を下げる決断は、決して簡単なものではありません。
しかし、その場合、学校内で上位の位置につく可能性が高まり、大学入試に向けての内申点の向上や推薦入試を見据えた進路選択につながることもあります。
受験はここで終わりではなく、次のステージへ続いていくものです。
受験は数字との戦いであると同時に、自分自身と向き合う時間でもあります。
迷いや不安のある生徒の皆さんは、限られた時間ではありますが、しっかりと考え、自分で納得できる志望校決定を行ってください。自分で考え抜いた決断は、決して間違いではありません。
徳進塾では、今後も生徒一人ひとりの挑戦に寄り添いながら、第一志望に少しでも近づけるよう指導を続けてまいります。
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伊藤